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ワタナベジグのよもやま話~第24回~

皆さんこんにちは!

 

神奈川県藤沢市を拠点に自動車製造に関わる治具の設計を行っている

ワタナベジグ、更新担当の富山です。

 

 

 

 

📐 治具設計で誤差を減らす工夫

― 基準設計と位置決め構造が精度を決める ―

治具の役割は、「部品を正しい位置に固定し、再現性を持たせること」です。
そのため、誤差をいかに抑えるかが設計の核心となります。


📍 ① 3-2-1原則による位置決め

 

治具設計の基本は「3-2-1原則」です。

✔ 3点支持で平面を決める
✔ 2点で方向を決める
✔ 1点で位置を決める

これにより、6自由度を拘束し、安定した固定が可能になります。

過拘束(締めすぎ)は歪みの原因となるため、
拘束数のバランスが重要です。


🔩 ② 位置決めピンの活用

 

再現性を高めるために欠かせないのが位置決めピンです。

✔ ダウエルピン
✔ テーパーピン
✔ ストレートピン

ボルトのみでは横ズレが発生する可能性があります。
ピンとの併用で精度は大きく向上します。


🔺 ③ Vブロックによる円筒位置決め

 

丸物部品の固定にはVブロックが効果的です。

✔ 中心位置の安定
✔ 繰返し精度向上
✔ 振れ抑制

シンプルながら、非常に精度の高い方法です。


📏 ④ 基準面の統一

 

誤差は“基準のズレ”から生まれます。

✔ 加工基準と測定基準を統一
✔ 累積公差を考慮
✔ 基準面を一元化

基準が複数存在すると、誤差が積み重なります。


🔄 ⑤ 調整機構の設計

 

完全固定ではなく、

✔ シム調整
✔ 偏芯ピン
✔ 微調整ボルト

を設けることで、微小誤差を吸収できます。


🧮 ⑥ 累積誤差の管理

 

部品ごとの公差が積み重なると、
最終的に大きなズレになります。

設計段階で公差計算を行い、
どこに余裕を持たせるかを検討します。


🔎 まとめ

 

✔ 3-2-1原則で安定拘束
✔ 位置決めピンで再現性確保
✔ Vブロックで丸物安定
✔ 基準面を統一
✔ 調整機構で誤差吸収

治具設計は、誤差との戦いです。
細部の積み重ねが、最終精度を決めます。

次回もお楽しみに!

 

 

 

神奈川県藤沢市を拠点に自動車製造に関わる治具の設計を行っております。

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